• リンク
  • About

アーカイブズ工房 

~ Archives Studio 記録を活かす

アーカイブズ工房 

日別アーカイブ: 2015年10月23日

松崎裕子「史料保存問題 いわて高等教育コンソーシアム・国文学研究資料館合同講演会『なぜアーカイブズは必要なのか : 文書保存の意義と実態』に参加して」本文PDF

23 金曜日 10月 2015

Posted by archivesstudio in Uncategorized

≈ コメントする

88x31
This work is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
——————–

地方史研究協議会会誌『地方史研究』第64巻2号(2014年4月)に掲載された「史料保存問題 いわて高等教育コンソーシアム・国文学研究資料館合同講演会『なぜアーカイブズは必要なのか : 文書保存の意義と実態』に参加して」の本文PDFを掲載します。

本文PDF

——————————————-

[書誌情報]

タイトル:史料保存問題 いわて高等教育コンソーシアム・国文学研究資料館合同講演会「なぜアーカイブズは必要なのか : 文書保存の意義と実態」に参加して
著者:松崎 裕子
雑誌名:地方史研究 / 地方史研究協議会 [編]
出版者等:地方史研究協議会
巻号・年月日:第64巻2号・2014年4月
ページ:52-57
ISSN:0577-7542

[参考]

Cinii articles:
http://ci.nii.ac.jp/naid/40020063513

NDL-OPAC:
https://ndlopac.ndl.go.jp/F/?func=find-c&=&=&=&=&=&=&ccl_term=001%20%3D%20025456307&adjacent=N&x=0&y=0&con_lng=jpn&pds_handle=&pds_handle=

——————————————-

2013年11月17日(日)に盛岡で開催された講演会は、わたしがこのブログを始めるきっかけになった思い出深いイベントです。当時、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会運営委員を務めておられた、地方自治体アーカイブズの方から紹介された講演会だったと記憶しています。企業アーカイブズの草分けとも言える虎屋文庫で長年アーキビストとして活躍してこられた青木直己さんの講演に加え、日本経済新聞社でアーカイブズに関する取材・執筆を重ねてこられた松岡資明さんもお話をなさるということで、生まれて初めて盛岡に足をのばしてみることにしました。この日のプログラムは、2013年11月20日のブログ記事に書きました。

わたしは同協議会の会員ではないのですが、講演会会場で前出の全史料協関東部会運営委員の方から『地方史研究』という雑誌に参加記を、と依頼され、お断りしようとしたのですが、押し切られてしまい、書くことになったのが上の一文です。

どのお話もよく準備され、この日のテーマである「なぜアーカイブズは必要なのか」に真正面から取り組んだ講演でした。とりわけ、加藤聖文先生のお話が実に実に興味深いものでした。加藤先生は、わたしが2004年に国文学研究資料館主催のアーカイブズ・カレッジ長期コースを受講した時の先生のお一人です。また、日本アーカイブズ学会の2008年~2009年度の委員の選挙の際に同時に選出されて、2年ほど同学会運営のための委員会でご一緒したこともありました。わたしは、2011年に開催予定の企業資料関係の国際シンポジウム事務局に専念しなくてはいけない、という事情もあったため、同学会委員は1期のみで退任、加藤先生はその後事務局長も担当されて、たいへんお忙しくなさっているご様子でした。加藤先生は戦前の満州関係を中心に数多くの研究論文・著書を執筆されており、アーカイブズ・カレッジの講師陣の中心人物であったにもかかわらず、歴史家、という印象がわたしにとってはたいへん強い方でした。歴史家が歴史資料の保存・利用提供に対して熱心に取り組むのは当然であり、それ(歴史家によるアーカイブズ保存利用活動)は、当時(そして今も)わたしが仕事の中で普及しようとしてきた「企業のアーカイブズは歴史研究のためだけに保存され、利用されるのではない。企業自身にとっても知的資源・資産である」という考え方とはちょっとギャップがあるように思え、「歴史家」のアーカイブズ論にはあまり魅力を感じない状況でした。さらに、一般論として、日本の歴史研究者は資料情報の組織化とその共有には、あまり熱心でない、というようなネガティブなイメージも持っていました。

そして、盛岡での講演を聞いたのでした。加藤先生のお話は、歴史研究のための資料探索のために各地の公文書館を利用するなかで明らかになった、現在の公文書管理体制の不備(歴史家にとっての不便である以上に、現場の職員、利用を求める市民にとっての不便)をご自分の経験に基づいて、具体的に訴えるものでした。そして、これをどうにかして他の人々にも伝えたい、そういう気持ちをわたしの中にもたらしました。結果、このブログ「アーカイブズ工房」の開設に至った、という次第です。

講演後、加藤先生には講演内容をぜひ文章として発表してほしい、と思っていました。そしてようやく今年春、国文学研究資料館の紀要に、盛岡での講演に関連する(講演と同一ではなく、さらに議論を深化させた)論稿「市民社会における『個人情報』保護のあり方:公開の理念とアーキビストの役割」が収録されました。この論文は同館の機関リポジトリに収められ、現在はインターネット上で自由に読むことができます。『地方史研究』掲載の拙稿は、加藤先生ご自身によって書かれたものに遠く及びませんが、わたしにとっては忘れることのできない大切な記録です。

——————————————-

2015-10-13 14.34.46

2015年10月
日 月 火 水 木 金 土
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
« 9月   11月 »

アーカイブ

最近の投稿

  • 日本アーカイブズ学会の2024年度大会、SIGフォーラム
  • 企業史料協議会第9回ビジネスアーカイブズの日(2020年11月6日)
  • 柳沢芙美子「福井県文書館の行政組織上の位置付けと業務連携」(2019年12月)
  • 「原課」ということば(2020年7月)
  • 国立公文書館「アーキビストの認証」申請・認証スケジュールの公示(2020年6月)
  • 尼崎市の文書館専門職(正規職員)採用試験情報(2020年1月)
  • ISO9000シリーズにおける「文書」と「記録」に関するメモ
  • recordor(deponentia)に関するメモ
  • 国立公文書館「アーキビスト養成・認証制度調査報告書」(2019年11月)
  • recordに関するメモ- ISO14589とGDPR

最近のコメント

archivesstudio のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に archivesstudio より
amano_kaeru のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に amano_kaeru より
archivesstudio のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に archivesstudio より
archivesstudio のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に archivesstudio より
amano_kaeru のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に amano_kaeru より
小林年春 のアバターPDF公開 富田三紗子「博物館が所蔵する文献資料の整理におけ… に 小林年春 より
富田三紗子 のアバター富田三紗子「博物館が所蔵する文献資料の整理におけるISAD(… に 富田三紗子 より
archivesstudio のアバター富田三紗子「博物館が所蔵する文献資料の整理におけるISAD(… に archivesstudio より
富田三紗子 のアバター富田三紗子「博物館が所蔵する文献資料の整理におけるISAD(… に 富田三紗子 より
archivesstudio のアバター芳賀町総合情報館特別展「わが町学校のあゆみ─小学校編─」 に archivesstudio より

タグ

AA American Archivist archives Archon ARMA BAA BAC bank banking Bank of Japan business archives CSR EABH ECM ENC ESG evidence HSBC ICA ISDIAH ISO 26000 JSAS London NARA NDL NPO知的資源イニシアティブ NRA proof SAA spp TNA 『アーカイブズ学研究』 アーカイブ アーカイブズ アーキビスト シリーズ シリーズシステム シリーズ・システム デジタルアーカイブ デジタル・アーカイブズ ビジネスアーカイブズ フォンド 企業史料協議会 会社史 公文書 公文書管理 公文書管理法 勉誠出版 国会 国会図書館 国立公文書館 国立国会図書館 宇都宮 情報公開 政党 日本経営史研究所 日本銀行 日銀 東北 東日本大震災 構造 盛岡 目録 社史 立法 統合報告 編成 記述 記述標準 証拠 議会 遠野 銀行 階層構造 非財務情報

最近のコメント

archivesstudio のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に archivesstudio より
amano_kaeru のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に amano_kaeru より
archivesstudio のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に archivesstudio より
archivesstudio のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に archivesstudio より
amano_kaeru のアバター「なぜアーカイブズは必要なのか―文書保存の意義と実態」講演会… に amano_kaeru より

WordPress.com Blog.

  • 登録 開始日
    • アーカイブズ工房 
    • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
    • アーカイブズ工房 
    • 登録 開始日
    • 登録
    • ログイン
    • このコンテンツを報告
    • サイトを Reader で表示
    • 購読管理
    • このバーを折りたたむ

コメントを読み込み中…